楽天での金貨購入をお勧めする理由(あなたに適した金貨の購入方法)

楽天で金貨

金貨を持つことをお勧めするWebサイトで、下記のような記事が掲載されていました。

「究極の「守りの資産」と言われる金(ゴールド)。それを金貨として所有する人が増えています。それはコレクションや贅沢品としてだけではなく、あくまでも投資目的での所有となることも多いです。金貨はいろいろな購入方法があるけれども、コスト的にはネットの専門店で購入するのが良いでしょう。ただしAmazonや楽天は高額になるので、止めて置いた方が良いです。」

そして野口コインさんをお勧めしています。

これ、簡潔に説明しようとして、「ではどうして楽天でも金貨は売れているの?」とか、「ではどうして野口コインは楽天にも出店しているの?」と考え始めると、もっと詳しい説明が欲しくなって来ます。

そこで今回は、実際に殆ど全てのルートで金貨を購入している私が、なぜ様々なルートがあるのかを解説させて頂くことにします。

田中貴金属(資産形成用)

昔から金を扱っている会社としては、三菱マテリアルさんや田中貴金属さんが有名です。三菱マテリアルさんは幕府の佐渡金山にまで歴史を遡ることが出来ます。田中貴金属さんにしても “両替商” からスタートしています。

日本の資産家で金を保有する人は、殆どが三菱マテリアルさんか田中貴金属さんから購入しています。私の父は資産家じゃありませんけど、心配性だったので田中貴金属さんで “純金積立” をやっていました。

これらの優れたところは長年の実績に基づく安心感と、何よりも “価格が安いこと” です。資産のうち1憶円を金に換える場合、少しでもお安いところから調達したいでしょう。

またお金持ちの場合は税金の問題もありますけど、海外から金を購入するというルートも考えられます。取扱量も多いし、自社で “金の延べ棒” (インゴッドとか金時金とも言う) を作っています。

もちろんこれらは業界規格を満たして認定されており、国際的にも認められた存在です。市場メカニズム的に最もお安く金を購入できますし、金の買い取り制度も充実しています。

ただし彼らとしては大口顧客が前提となります。そのため私たちが金貨を購入する場合、販売店での現金購入か、電話購入(銀口座への振り込み)となります。そして2020年3月24日時点では、フリーダイヤルは十数回かけてみて全くダメでした。

私の場合、横浜の販売店さんを訪問して、メイプルリーフ金貨を購入しました。(コチラがその体験記です)

ちなみに妻に購入をお願いする場合には、委任状が必要とのことでした。つまり手間がかかるということです。(あ、ダジャレになってしまった)

それから田中貴金属さんが扱っているのは、カナダのメイプルリーフ金貨と、オーストリアのウィーン金貨だけです。だから金貨をプレゼントとしてオシャレに使いたいと思ったら、金貨のネットクレスとかペンダントということになります。

野口コイン(プレゼント用)

私たちに一番向いているのが、野口コインさんから購入する方法かもしれません。お手頃価格でWebサイトから購入できます。

2020年4月11日時点の場合、田中貴金属さんとのウィーン金貨(1オンス)の金額差も僅かです。(両社のWebサイトで比較)

田中貴金属野口コイン
ウィーン(1オンス)221,460円(税込)213,849円(税込)

ちなみに金は相場で取引されており、販売/買い取り価格が毎日変わります。ドルで変動相場制には慣れていますけど、金の価格が毎日変わるのは不思議な感覚です。

ではどうして野口コインさんが金貨購入のお勧めになるかというと、幾つか理由を上げることが出来ます。(詳細に興味のある方は、コチラの記事をどうぞ)

  • Webサイトから購入可能
  • プレゼント用の支払可能
  • プレゼント用の包装あり
  • 在庫があれば納品が早い
  • 取り扱い金貨が豊富

例えばオーストラリアの干支金貨を扱っているので、毎年の誕生日プレゼントを金貨にすることも可能です。例えば妻へのプレゼントでも、委任状は必要ありません。つまり内緒で購入できます。

野口コインさんは基本的に “貿易商” です。だから取り扱い金貨が豊富だし、フットワークも軽いです。ちなみに海外紙幣の両替もお願いできます。

金地金(インゴッド)を扱っていなかったり、販売手数料が若干高くなりますけど、お手軽に購入できます。それに「チリも積もれば山となる」です。”純金積立” のようにコツコツと貯蓄することが出来ます。

(ただし本当に”毎年”(つまり定期的に)プレゼントをすると、贈与税枠の110万円を超えなくても税金がかかると聞いています。資産譲渡という点では、金を使うのは止めておいた方が賢明です)

楽天(コイン専門店の存在)

さていよいよ基礎編が終わったので、「楽天での購入」です。ご存知のように楽天では出店手数料がかかります。だから購入価格という点では、田中貴金属さんや野口コインさんには勝てません。

それではどのような場合に楽天での購入がお勧めになるかというと、「素人が趣味で安心して購入できる」という点です。楽天は専門ショップの集合体であり、コイン専門店や質屋さんが出店しています。

そこではいろいろな金貨が扱われています。新品という意味では野口コインさんが強いですけれども、昔の珍しい金貨となると専門店には勝てません。

昔の珍しい金貨まで大量に在庫していたら、野口コインさんは破産してしまいます。そしてどこかから仕入れるとなると、昔の金貨は専門店や質屋になるでしょう。(もしくは買取した金貨など)

だから昔の珍しい金貨などは、楽天で購入するのがお勧めとなるのです。

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ヤフオク(趣味人の集い)

ヤフオク(Yahoo!オークション)は、オークションWebサイトです。いろいろな人々が出品&落札しています。取引相手が良く分からないというのは、少しドキドキします。

しかしヤフオクの良いのは、目利きであれば掘り出し物を見つけることが出来ることです。それにいろいろな金貨が出品されています。

楽天の専門ショップで扱っている金貨は、やっぱり種類が限られています。オークションサイトというのは、出品者と落札者の駆け引きというものも存在します。なかなかスリリングな世界です。

そういう訳で、いきなり初心者がオークションサイトに乗り出すのは、あまりお勧めできません。海千山千の出品者さんたちに、カモられてしまうのがオチです。

なおヤフオクだと「その金貨は本物?」と心配になることがあるかもしれません。そういう時のために、NGCなどの認証機関が存在します。

あとヤフオクのようなところだと金貨を税金払わずに売却できると思うかもしれません。これは真偽の程は定かではありませんけど、けっこう税務署のチェックが入っているという噂も耳にします。

金貨というのは地金型金貨と収取型金貨に分類されますが、投資や資産と切り離しにくい面があり、特に地金型金貨は顕著です。「李下に冠を正さず」で、何かあった時にキチンと説明できる資料や記録を残しておくことがお勧めとなります。

なお私はボールペンなどの特殊分野では目利きと言えますが、どういう訳か注目を引きやすいようです。なぜか私が入札すると、別な入札者が登場します。なんか転売業者が存在して、私のような者が入札するのをチェックしているような気もします。

それで最近はもっぱら即決価格で落札できる商品だけに的を絞り、少々お高くなっても一撃で決めるようにしています。

(ついつい考え込んだり駆け引きすることに時間を費やしてしまうので、私の場合は即決落札の方が効率良いです)

つまりヤフオクは、趣味にしてもあまりお勧めできないということです。

Amazon(アクセサリー)

最後は世界的に有名なAmazonです。しかし最後に来るだけあって、あまりお勧めではありません。

Amazonはシステム的に商品に重点が置かれているため、専門店が商売をするのに適しているとは言えません。例えばモンブランの高級ボールペンでも、1つのページに幾つもの業者が名前を連ねるといった感じです。

ネットの専門店であっても、イメージが大切です。楽天の場合は各店舗が存在し、それらに対して検索をかける形になります。だから「この商品」という探し方は、逆にAmazonが強いです。

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金貨のように高額なものは、信頼できるショップから購入したいです。そういったショップが、Amazonには出店していません。

ただし同じ商品を比較しやすいということは、価格競争が厳しくなるということです。利用者からすると、安く購入しやすいというメリットがありします。

だからAmazonからは1オンス金貨を購入するといったことよりも、1/10オンス以下の金貨アクセサリーを購入するのに向いています。

AmazonにはAmazonの、楽天には楽天の良さがあると言ったところでしょうか。

まとめ

さて以上が大雑把にまとめた金貨の購入方法です。それぞれの目的に見合った購入方法があって、いろんな関係者が頑張っていることがお分かり頂けましたでしょうか。

だから冒頭の他サイト紹介のように、試みに金貨を購入してみたい場合には野口コインさんがお勧めとなるのです。

がっつり本気で資産として保有したい場合には、三菱金属マテリアルさんや田中貴金属さんが良いでしょう。

それでは今回は、この辺で。ではまた。

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記事作成:四葉静