お勧めの「はじめての金の購入方法」とは
昨今の不穏な世相を反映し、金を購入しようとする方々が増えています。
金で一儲けしたい投資家とは縁を持ちたくない私ですが、心配で金購入を考える方々は無下に出来ません。
そこで本サイトは趣味ブログですけど、金貨という “金” を扱っています。僭越ながら経験談として少しだけアドバイスさせて頂きたいと思います。
ちなみにアドバイス内容は何事にも共通する簡単なアプローチで、「少しずつ試してみる」です。
「いやいや、今すぐ数億円の資産を何とかしたいんだ!」というような方は、投資コンサルティング会社に相談なさると良いでしょう。
ここは趣味サイトで、一般人を相手にしています。お金持ちが何も対価を払わず、棚からぼた餅を期待するのは、少し無理が過ぎるというもののではないでしょうか。
では早速、どうやって「少しずる試してみる」かを紹介させて頂くことにします。
少しずつ試す理由
体を動かして走ることのように、実際に試してみるのが効果的ということは多いです。金を購入するのも似たような面があります。
頼りになる本やアドバイザーから十分な知識を得て、それから手を出してみるというアプローチも一案です。しかし悩ましいのは、「いったい誰の何が信用できるのか?」です。
いかにもプロっぽく、デザインの美しいWebサイトだからといって簡単に信用してしまっても大丈夫でしょうか?
そもそも私にしても、このサイトには広告が掲載されています。生きて行くためにはお金が必要ですけど、私のような者を信用してしまっても大丈夫でしょうか?
だからこういうご時世だからと急ぎたい気持ちは分かりますけど、「急いては事を仕損じる」です。まずは少しだけ金を購入してみて、実際にどんなものなのかを体験してみるのです。
実際に金や金貨を購入すると分かりますけど、購入時に必要となる書類などからも、単なる物品購入とは異なることが分かります。例えば現金購入する場合でも、身分証明書が必要となるのです。
またお店で購入してみると、スタッフがいろいろと親切に説明してくれます。世間ではどこでもそうですけれども、一流の店では長期的な関係構築を考慮し、ウソは言いません。都合の悪い事実を話すのに消極的な程度です。
そして手元に金を持っていることで、金関連のニュースなどが頭の中に入って来やすくなります。人間とは本当に “現金な存在” でして、現実に自分の物となると関心が高まります。
ではどんなお店へ購入に行けば良いのかというと、私のお勧めは田中貴金属です。これには二つの理由があります。
これらの記事というか、そもそもGoogleニュース検索で「金」「田中貴金属」と検索すると、田中貴金属が業界大手であることが分かります。当然、その関係者の持っている知識や経験も豊富です。
ちなみに同様な大手としては、三菱マテリアルなども存在します。「三菱」が一定の信頼感をもたらしてくれますね。
そして二つ目の理由は、父親が田中貴金属のお世話になっていたからです。いちおう企業人として相応な立場になった人です。おかしな会社と付き合ったりしたら、会社に迷惑をかけることになります。
その父が選んだ田中貴金属です。私が金(金貨)に関して田中貴金属を頼りにしなくて、一体どこを頼りにすれば良いのかというところでしょう。
私も田中貴金属の販売店でメイプルリーフ金貨1オンスを購入させて頂いて、少しだけ様子が分かって来たような感じになりました。
まあ金に手を出すかどうかはともかくとして、今はグローバル社会です。例えば3,000ドルを手元に持っていると、随分と意識が変わって来ます。”相場 という、毎日変化する世界の存在を体感することも出来ます。
なお以上は平常時の話です。2020年4月17日時点で、世界は大変なことになっています。それで心配になって、金に関心を持ったという方もいるでしょう。
実はこのような場合、私は金や金貨の購入はお勧めしません。今からでは遅いです。金貨などはあちこちで品切れが始まっています。ハイパーインフレーション(ハイパーインフレ)などが不安ならば、金ではなくてパスタのような食品を購入しておくことがお勧めです。
私はバリラのパスタを購入しましたけど、賞味期限は2022年でした。これだけ長期保存が出来ると、けっこう安心できます。衣食住のうち、食の心配をせずに済むのは嬉しいことです。(ちなみに干し蕎麦も長期保存が可能です)
さてどうしても金を持ちたいのであれば、現時点で田中貴金属の販売店を現地訪問するのは宜しくないので、オンラインショッピングとなります。野口コインや楽天で購入するのが良いでしょう。
(ちなみに先週2020年4月8日に田中貴金属の販売店から連絡を頂きましたが、土日は横浜ジョイナス地下街の一斉臨時休業に伴い、営業しないとのことでした)
資産を金にする度合
さて金を資産として運用したい方は、先に申し上げたようにプロへ相談するのが良いです。というか、投資アドバイすは認定資格も必要らしいと漏れ聞きますし、まずはFP(フィナンシャル・プランナー)などへ相談して頂くのが良いでしょう。
しかしハイパーインフレーション(ハイパーインフレ)に怯える小市民は、私の同志です。相場なんて代物では、得をする人もいれば損をする人もいます。一般人は、出来るだけ資産運用としては手を出さないのが賢明です。
しかしそれを承知で損得抜きで金を購入する場合、いったいどのくらいの金を購入すれば良いのかという悩みが生じます。
これは相当難しいですが、私の場合だと約500万円です。その理由は、高騰しているという想定で金を購入して、何かあっても1年くらいの生活費を確保したいと考えたからです。
我が家にはまだ子供のMikanお嬢様が存在しますので、何か緊急で困ったことが生じても、私が奥様やお嬢様を放り出して収入確保に専念することは出来ません。しかし心配な出来事は、ハイパーインフレだけに限定されません。
それに金とて万能ではありません。また株はこの時世では、素人が手を出すには金よりもリスクが高いです。(と言っておきながら、私の退職金の相当は株や国債になって会社運用されているみたいなんですけど)
だから私が為すべきことは、既存資産をどうこう考えるよりも、「これからどうやって生計を立てて行くか」を明確にすることです。そして確かなのは、人間には衣食住が必要だということです。
そういうこともあって私は幾つもブログを新規に立ち上げ、せっせと記事を書いているのです。いざとなれば、これだって立派な資産の一つです。手持ち資産のことだけしか考えないというのは、生存戦略としては不十分だということになるかもしれません。
こういった点を考えて、私としては500万円くらいが金になっていれば、「まずは何とかなるかな?」といったところなのです。
(あとは個人の考え方や好み次第ですね)
まとめ
以上が「はじめての金の購入方法」に関するアドバイスでした。
ともかく少しずつ初めてみて状況を把握し、とりあえず数百万円(1年分の生活費)くらいは確保できるようにしておくという案です。
そういえば野口コインでは、カナダのメイプルリーフ金貨を最大10枚セットで販売していました。20枚セットがないということは、需要がないということでしょうか。
ちなみにメイプルリーフ金貨10枚は、2020年4月17日23時07分時点では約220万円でした。これくらいあると、何かあっても安心できるというところでしょうか。
そうやって考えてみても、「とりあえず1年分くらいの生活費」というのは、実は結構悪くない線の判断なのかもしれません。
それでは今回は、この辺で。ではまた。
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記事作成:四葉静