苦手は苦手

今日は画像のような広告を見かけた。

このサイトの管理人は、英語のセンスがない。高校時代の知り合いには、その時から英語に飽きてスペイン語を始める者とか、ICUへ行った後に米国で博士号を取って教授職に就いているような知り合いがいる。彼ら/彼女らは、ただ普通に辞書を引いて、英文を読んでいるだけのようにしか見えなかった。

苦手分野は伸びしろだというが、私には全く説得力が感じられない。何かの理由があって苦手なのだから、その理由を克服しないと苦手分野のままに終わるかもしれない。少なくとも私の音痴は、少し練習した程度で歌唱力を持てるようになるとは思えない。

私は会社に入社した直後に必死に英語を勉強し、1年でTOEICスコア800を越えた。単語を覚え、TIMESの短い例文を解説付きで読んでいたら、何とかそこまで行った。しかし本質的なスコアの上昇は、そこで終わった。

とりあえずご褒美に1年間ほど米国生活したけれども、全くスコアは上がらなかった。米国生活した多くの仲間が、同様だった。もちろんヒヤリングは満点を取れるようになるので、形だけの上ではTOEICスコア900ホルダーにはなれる。

しかし肝心のリーディングセクションは、全く変わらないのだ。5年滞在しても、全く変わらなかった者もいる。一体どうしてだろうか。

実は当たり前の話である。何しろ英文を正確に読めないので、英文を読んだだけでは訓練にならないのだ。私は英語力No.1の同期から数年前にTOEIC公式問題集を解いて分析してみることを勧められ、それによって始めて、自分の出来ていない部分(文型理解)を明らかにすることが出来た。

そうして文型理解をして読む習慣を付けたら、半年でTOEICスコア910となった。そして半年後にはスコア950となった。… さらに子育てに奔走して3年後、全社員強制により受験したら、今度はスコア900を割っていた。

このサイトでは自分の経験をベースとして、どこで何に躓いているのかをチェックできるような情報やノウハウを公開したいと考えている。皆さんのために、我が子のために、そして何より、自分のために。

ちなみに何でTOEICに拘っているかというと、英語力をチェックする方法として有効な手段であるからだ。別にTOEFLでも大学受験問題でも、客観的に正誤判断できるものであれば、何でも構わないと思っている。

ところで,この広告が見当違いだというつもりは全くない.学習塾であれば,勉強していなければ,塾に行くことによって実力アップを期待できるだろう.既に別の塾に行っていたら,それこそ腕の見せ所だ.苦手だろうが得意だろうが,現在通っている塾よりも満足できる結果を提供できれば良いのだ.

そう考えてみると,実に挑戦する気に満ち溢れている広告に思える.残念ながら私は受験生ではないので試すことが出来ないが,実際のところはどうなのか是非見学してみたい気もする.