TOEIC

【一冊追加】”今からでも英語ができる人になる英語学習法” という学習指導書

TOEIC公式問題集の使い方を紹介する記事を書いた際、下調べで興味深い本に遭遇した。

今回はその本を紹介したい。

“今からでも英語ができる人になる英語学習法 100選” という本である。

大変に良い本なのだれども、残念ながら理由があって「ぜひオススメしたい!」とまでは強力にオススメできない。

このような表現をすると不思議に思われるかもしれない。

当然だろう。

なぜ大変良いのにオススメ出来ないのかというと、実はこの本は”英語を指導する立場の者向け” という視点で “大変に良い本” なのである。

言ってしまえば、私がこれから本ブログで少しずつ紹介しようと考えていた内容が、ほぼ全て詰まっている。Amazonのレビューでもコメントされているように、実践的なノウハウが体系的に纏められているのだ。

もちろん私がTOEIC公式問題集を紹介した時に紹介した学習方法も、本書に含まれている。

過去に英語の学習方法を紹介した本を調べた時には、このような本は見かけなかった。当時の私が読んだのは、石井本とも呼ばれる二冊である。

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まず石井本に関してコメントしておくと、二冊ともレビュー評価が “星4つ半” 以上と高評価である。例えば英文をネイティブのように、つまり私たちが日本語の文章を読むように、最初から順序良く読む技法などが紹介されている。

しかしこの本のアプローチは、水泳初心者が嵐の海に飛び込むようなものである。

それなりの語学センスの保有者であるか、または下地が出来ていないと “見た目だけの猿マネ” で終わってしまう。

残念ながら私には大した効果はなく、TOEICスコアは880まで上昇して打ち止めとなってしまった。当時の私には薬袋先生の本を紹介した時のような “チャーチル的な英文解析技法の体得” という基礎が欠けていたのだ。

そののような基礎の必要性が、本書ではきちんと実力チェックという観点から語られている。これには驚いた。

ただしモチロン、本書には致命的な問題点が存在する。

「簡潔過ぎて、語学学習者が読んでも分からない!」という点である。

これは当然だろう。

このよう書籍1冊で、もしも私のような “センスのない者” まで英語力をアップさせることが出来る指導が出来るのならば、この世に溢れかえっている英語学校や英語教材は必要ない。

金さえ払えばTOEICスコア900を越える語学力を与えてくれるならば、100万円程度の投資と1000時間は安い出費と時間だと思う。

例えば海外業務研修は語学だけが目的ではないけれども、会社にとっては1000万円程度の投資にはなっただろう。

先日の記事で投稿したように、海外業務研修後にTOEICスコアが900を越えるまで上昇したのは、私だけである。

現実には、語学センスのある者しかTOEICスコア900を越えて、950だとか、さらには990(満点)に到達できる者は限られている。

いや今までの会社生活を通すと、研究所出身の元上司(たった一人!)が、唯一のスコア900到達者として存在する。知性と知能に恵まれた人だけれども、彼にしても900までが精一杯だと言っている。

周囲のTOEIC満点ホルダーたちは、全員が入社時から英語に達者な者ばかりだった。

つまり元上司や私のような入社後の成長組は、希少な存在なのである。

この本の著者たちのような “スキルある指導者” は限られているのだ。

だから余程のツテでもない限り、確実に英語力をアップさせてくれる教師を発見することさえ難しい。

いずれ英語学習のノウハウとテクノロジの進歩により、誰もが確実に英語力を効率的にアップさせることの出来る時代が、いつか来るかもしれない。

しかしそれは、まだまだ遠い未来の話であるように見える。

だからこそ、私がここで開設するようなノウハウを綴ったブログでさえ、十分に存在する価値がある訳だ。

さて以上のような視点で見ると、壮大なテーマに対して構想段階で終わっている本書なのだけれども、存在していること自体が実に興味深い。

メモ帳に英文を書いて持ち歩く際のコツだとか、「なるほど!」と唸る内容ばかりである。

(ちょうど、ミスドのA6版ポケット手帳の中身を入れ替えて、冒頭画像のように使おうとしていた所だったりする)

これから少しずつ本書をベースに解説を加えていくつもりなので、まずは本の紹介をさせて頂く次第である。

それにしても英語学習というのは、本当に厄介だ。

ネイティブのチャーチルに表現させると、「世間でもっとも軽視されていること」である。

英語指導のノウハウは、ノン・ネイティブに対してしか価値を持たないので今一つ盛り上がりに欠ける。

各人が適切な指導を受けて学習すれば、誰でもTOEICスコア900程度は1,000時間程度で到達することが出来る。しかしその “適切な指導” は、それこそ国家的プロジェクトで進めない限り、汎用化できない個人スキルに留まらざるを得ない。

そもそも予算というものを獲得するには、明確な根拠が必要である。

その十分なデータを収集するのにも、相応な予算が必要となる。

だから英語学習というのものが、日本では公的教育機関の段階では終わらず、まだまだビジネスとして成立するのだと思う。

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